朝、体の左を上にし、牛が横になったまま足を横にピンと伸ばし、どんなに近寄ったりしても立てない状態で発見される。
牛飼いをやってると年に何回かはある事ではあるが、結構この状態のまま死んでしまう確立は洒落にならんぐらい高かったりします。
色々と立てない原因はあり
①別の病気で調子が悪く立つ事ができない【これはほぼ絶望的】
②寝てたらなにかの拍子に溝のような感じにハマって立てない
③寝てたら柵の下に頭とか体の一部がはまって立てない【②と状況は似ていますが、牛はなぜかこれで一日も立てないとあっさり死んだりするので怖い】横になるとガス(おなら)が溜まって死ぬ?
④めくら(失明)状態&ビタミン不足【肉牛を育てるとこれは避けられない状態でビタミン欠乏になりやすい、ビタミンを与えすぎると肉質が下がり、ランクが下がっちゃうので気軽にあげれないため】
今回は④のめくらでおそらくビタミン不足などもあり前日も一度転んで倒れたままで様子見していたやつだった。
とりあえず、水分が欲しいだろうとペットボトルで水を口に注ぐと一応グビグビするので、行きようとはしてる模様、ついでに水溶性のビタミン液200CCも飲ませる。
そして、離れた小屋にいる従業員を数名呼び、角と鼻輪にロープをひっかけ引っ張ってみるが、どうにも体の下になっている後ろ足に力がさっぱり入らないらしく、ピンと張ったまま曲げないので、立てない。
2年はたっていたし結構太ってはいたので、このまま出荷したほうがいいだろうという事になり、運び出す準備をし始める。
やけに震えていたので、牛用に置いてあった布団をかけて、お湯を入れたペットボトルを当てていた所元気を回復したのか足がもっさもっさと動きだす。
それでもやっぱ立てないので、エサ等を運ぶやつで牛を持ち上げ、トラックに積み出荷。
なんとかセンターまで持った、不幸中の幸いです( ´_ゝ`)